「マカについて その4」
疲労回復効果がある?
マカには疲労改善効果があるだけでなく精力増強や不妊改善効果もあるといわれます。そして、疲労回復の効果は豊富に含まれる必須アミノ酸やビタミンB群が影響していると考えられています。
栄養素はそれぞれ単独の成分だけでは十分な効果を発揮できません。
しかし、マカにはこれらの栄養成分が豊富に含まれおり、それぞれの成分が作用しあって相乗効果を生み出しているため、高い効果が得られるといえます。
食事から摂取した食べ物は消化吸収されます。その後、これらの栄養分は血液によって細胞まで運ばれます。そして細胞内にあるミトコンドリアでアデノシン三リン酸(ATP)に変換され、エネルギーとして利用されるようになります。
この過程で、ATPの生産が効率的になされなければ疲労がおこってしまいます。
人間は食事から摂った炭水化物やたんぱく質などからエネルギーを得ていますが、しっかり食べた場合でも必須アミノ酸やビタミンB群などが不足してしまうと、体内エネルギーの発生源であるATPの生産が効率的になされないため、疲労回復効果が効率的になりません。
マカを摂取すると、豊富に含まれる必須アミノ酸やビタミンB群がATPの生産を効率的にサポートし、疲労改善効果があるだけでなく精力増強や不妊改善などにもつながっていきます。
マカに含まれる栄養素
マカは南米ペルー原産の多年草植物で、滋養強壮や精力増強、不妊改善などの効果があります。
2000年も前からペルーの人々の大切な栄養源として重宝されてきている食べ物で、伝承医療薬としても使われてきました。
この植物はたいへん栄養が豊富な植物といわれ、栽培するとその土地では数年間は植物が十分に育たないほど、土の栄養分を吸収してしまう植物です。
マカにはビタミンやミネラルだけでなく、必須アミノ酸といわれる体内では十分に生成されない成分が豊富に含まれています。
含まれている栄養素には、例えば、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類や、鉄、銅、リン、亜鉛、カルシウム、セレン、マグネシウム、ナトリウム、ナイアシン、アスパラギン酸、アルギニン、グルタミン酸、バリン、メチオニン、カロチン、リジン、セリン、ヒスチジン、グリシン、トレオニン、アラニン、チロシン、フェニールアラニン、プロリン、サルコシン、システイン、トリプトファン、イソロイシン、ロイシンなどのたいへん豊富な栄養素があります。
これらの栄養素は疲労回復や滋養強壮、精力増強、不妊改善に効果的といわれます。
肉体疲労も回復する?
マカは2000年も前から栽培され、インカの人々の大切な栄養源として重宝されていました。
この植物は多くの栄養を含んでおり、中でもビタミンB群は疲労回復に効果的とされる成分です。
またマカに含まれるミネラルやアミノ酸は不妊にも効果があるといわれます。
肉体疲労には、特にビタミンB1が効果的であると考えられています。肉体疲労の原因の一つは体内におけるエネルギー生産の不効率性であるといわれます。
たとえば、食べ物の栄養分が血液によって細胞まで運ばれて、細胞内にあるミトコンドリアでアデノシン三リン酸に変換される過程でエネルギー生産が効率的に行われないと肉体の疲労がおこりやすくなります。
この場合、ビタミンB群や必須アミノ酸を摂取することでより効果的なエネルギー生産が期待できます。
また、肉体疲労には乳酸も関係しているといわれます。筋肉中にたまった乳酸分解に役立つのがビタミンB1です。
マカには肉体疲労にも役立つ栄養が含まれており、このような肉体疲労だけでなく、精力増強にも効果的で不妊改善効果もあるといわれています。
また、疲労には精神的な疲労もあり。ビタミンB群は精神上と肉体上の疲労の両方に効果があるといわれます。