「マカについて その2」
摂取を避けた方がいい人
マカは自然の食物です。そして、栄養価も高く、様々な栄養素を含んでおり、身体にとって効能のある生薬としての働きがあります。
体質や体調によってはマカの副作用が出ることもあり、摂取については事前によく検討しておくと安心です。
マカには、いくつかの副作用があります。
まず、食物ですので食物アレルギーの症状が出る人がいます。
中枢神経系に作用する働きもあり、ストレスや不安などの症状を改善してくれる効果がありますが、 体質によっては効き過ぎたりしてしまうことで不眠や頭痛などの症状が出ることがあります。
甲状腺疾患のある人やアブラナ科の食べ物にアレルギー反応がある人、ホルモン分泌障害のある人、子宮筋腫のある人、妊娠中や授乳中の人、子どもなどは摂取しない方がいいといわれます。
また、にきびが気になる人や肝臓や腎臓に疾患を抱えている人や服用後に頭痛や不眠などの副作用があった人なども摂取しないほうがよいといわれています。
甲状腺疾患のある人が注意しなければならないのは、ヨウ素とグルコシノレートの摂取です。
グルコシノレートはヨウ素の吸収を阻害してしまう作用がありますので、どうしても摂取したい場合には医師に事前に相談することが重要となります。
アレルギーについて
マカは南米ペルーの高地の過酷な環境でとれるアブラナ科に属する野菜植物です。
アブラナ科の植物にもともとアレルギーをかかえている人がこの植物を生やサプリメントの形で摂取した場合には、キャベツやブロッコリーなどのアブラナ科の野菜と同様の食物アレルギー反応が出る場合があります。
植物アレルギー反応の症状は、小麦粉などの食物アレルギー症状と同じように、 かゆみやじんましん、腹痛、下痢、胃痛や喘息などの副作用の症状が見られます。
日本では流通している新鮮なマカは限られていますが、生のものはサプリメントなどと異なり、アレルギー反応がより強く出る可能性もあります。
海外では新鮮な状態で販売されていますので、そのような生に近い植物を口にする場合には十分に気を付けたほうがいいといえます。
非加熱のものは加熱済みのものと比べると、酵素が消化プロセスを阻害する作用がより強く出るために消化吸収が難しいといわれています。このため、下痢やおなかが張った症状などが現れることがあります。
マカは南米ペルーで育つアブラナ科の植物です。アブラナ科の植物アレルギーがでる副作用があるため、生で摂取する場合には注意が必要といえます。
ニキビが増える?
マカの副作用としては、摂取するとニキビが増えることがあります。これはアンドロゲンとよばれる男性ホルモンの分泌が促進されるためです。
女性は急に男性ホルモンが増えるとニキビができやすくなる傾向がありますので注意が必要です。
この植物がニキビの原因となってしまうのは、副腎でアンドロゲン分泌量が増加するためといわれます。
アンドロゲンのうちのデヒドロエピアンドロステロンは皮脂分泌の量を増加させます。そのため、摂取した結果、にきびができてしまうという現象がもたらされるといえます。
また、マカの副作用としては女性のニキビの他にも頭痛や不眠の症状がでることがあります。
これはホルモンの変調が理由といわれます。
この植物を摂取することでホルモンのバランスが崩れる方向に作用してしまって起こるといわれています。
不眠によってさらに肌の調子が崩れてしまったりすることで、健やかな肌を保てていないといったことも原因として考えられます。
このように、マカの副作用としてはニキビの増加が挙げられます。これは男性ホルモンの分泌量が増加することが主な原因となっています。
さらに、不眠作用によって、ますます肌が不調になってしまい、ニキビの原因にもなっていると考えられます。