不妊治療と妊活ガイド

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2017-01-12

「当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)について」

効果効能

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は婦人科領域の病気に対して処方されます。なかでも、虚弱体質の人に使われます。漢方薬では、こういう人のことを虚証といいます。当帰芍薬散は、こうした虚証の人に合います。虚証というのは、以下のような人です。
・筋肉が軟弱
・疲れやすい
・腰脚が冷えやすい

誰にでも当帰芍薬散が有効なのではないのです。体力旺盛な人に対しては、他の漢方薬を処方します。そういう人は実証といいますが、当帰芍薬散は、あくまで虚証の人向きです。では、「当帰芍薬散」はどんな症状に効くのかといいますと、
・妊娠中の人 : むくみ、おなかの痛み、貧血、動悸など
・妊娠しにくい人 : 冷え、倦怠感、貧血など
・月経周期の異常 : 月経痛、疲労感、冷えなど
・更年期障害 : 疲労感、貧血、冷え、頭痛、頭重、めまい、動悸など

他に、不妊症、切迫流産、おりもの、四肢の痺れ、頭痛、肩こり、低血圧、肌のくすみやしみ、しもやけなどの症状に効きます。当帰芍薬散には、ホルモンへの作用や血流改善のため、生理トラブルや産前産後によく使用される漢方の薬です。また、排卵促進の改善、子宮への作用なども認められています。

一般に虚弱体質な虚証の人は、血の巡りが悪く、結果、冷え、月経痛などがあり妊娠しにくい傾向にあるようですから、不妊のためにも使用されています。それには、この漢方の生薬の六種の配合に、その効能の秘訣がありました。

副作用は?治療中の薬と併用してもいいの?

「当帰芍薬散」の生薬の配合は以下の通りです。
・当帰(とうき)
・川芎(せんきゅう)
・芍薬(しゃくやく)
・蒼朮(そうじゅつ)
・沢瀉(たくしゃ)
・茯苓(ぶくりょう)

当帰芍薬散は6種の成分ですが、当帰・芍薬は、滋養強壮作用により体に栄養をいきわたらせ、内分泌機能を調整します。

当帰・芍薬・川芎は、子宮筋の収縮を調整し、月経を調整し、鎮痛にも効きます。当帰・川芎は、血管を拡張することによって、血行を促進し体を暖めます。 これだけでも不妊には効果的でしょう。

白朮・茯苓は、消化吸収を強め、沢瀉は、組織中や消化管内の水分を血中に吸収し、利尿作用によって排除し、むくみを取ります。茯苓には、免疫賦活とか血液凝固抑制などの作用があります。血流の巡回を良くすることで冷えを防ぎ、結果、排卵促進、生理不順を整え、子宮の機能を上げることに寄与します。

こうして不妊にも効果が見られるようです。薬の飲み方としては、食事と食事の間の空腹時、食事をする1時間前など、お腹が空で胃に吸収されやすい時期に飲みます。胃腸が荒れやすい人は、食後でも大丈夫です。

「当帰芍薬散」の副作用については、気をつけなければなりません。特に、体質や症状に合わないケースもありますから、購入する際には漢方専門薬局に相談するか、漢方が分かる医師に相談して決めましょう。

特にアレルギー体質などの人、胃腸の弱い人、今までに薬などによって、発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人などは、気をつけるようにしてください。

漢方薬を飲んでみて、違和感を感じたら、すぐ服用をやめ、漢方の専門家や処方してくれた医師、あるいは薬剤師に相談しましょう。

他の漢方やサプリと一緒に飲んでもいいの?

繰り返しになりますが、「当帰芍薬散」がすべての女性に良いわけでもありません。漢方薬を飲む時には「虚」か「実」が自分の体質を、しっかり確認してから選びましょう。

漢方的には「当帰芍薬散」は虚証の人に合う薬です。漢方薬は西洋薬と違って、即効で効果を上げるということもありません。ある程度の時間飲み続けることで言わば、血流をあげ、基礎体温を上げ、水分をさばき体質改善をしてくれるということなのです。

いわば、基礎体力を上げ、健康状態に近づける助力をしてくれるということでしょう。そのことで不妊や流産に悩む女性が、妊娠しやすくなる条件造りをしてくれているという意味でしかありません。

そうした意味からも、漢方薬同士だから飲み合わせても大丈夫だとは一概に言えません。その人が何の薬を飲んでいるのかによっても違ってきます。

ましてや、持病で薬を飲まなければならない方は、たとえ、漢方薬でも専門の薬局なり、医師なりの確認が必要です。特に、妊娠している方は、その点は必要以上に注意が必要です。

胎児に影響がでるかもしれのせんので…。特に、西洋薬との飲みあわせには神経質になる位でちょうどいいでしょう。「当帰芍薬散」の成分は、そう強い生薬ではないですが、やはり、たとえ他の漢方薬であっても、独断で飲み合わせない方がいいでしょう。

サプリに関しては、薬ではないのですから「当帰芍薬散」と飲み合わせても、神経質になることはないでしょう。葉酸も妊婦には必要でしょうから、葉酸サプリ位の飲み合わせならば、大丈夫でしょう。

「当帰芍薬散」は、婦人科系の様々な悩みに対し、血流を整え、月経痛も軽くしてくれる女性のための聖薬として、いまだ君臨している漢方の薬です。この漢方薬が、少しでも不妊に悩むカップルの支えになってくれればと願います。

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