不妊治療と妊活ガイド

不妊治療と妊活ガイド
2016-08-29

「男女の出産年齢リミットは?」

自然妊娠の限界年齢は?

昨今は女性の社会進出とともに女性の晩婚化が進んだことに伴い、出産も高齢化してきています。高齢出産といわれる35歳を過ぎての出産も最近では珍しくありません。

一般的に35歳を過ぎると自然な状態での妊娠率は落ち出産に関するリスクが増えると言われています。

年齢は確かに妊娠に関わってきますが個人差が大きく、20代で不妊に悩む人もいれば40代で問題なく初産出来る人もいるためこの年齢が限界という明確な線引きは出来ませんが、50代になると90%以上の確率で妊娠しづらくなるというデータがあります。

年齢と共に妊娠しにくくなる理由としては、卵子の減少や老化です。一般的に卵子は胎児期に約200万個~700万個程作られて卵巣に貯蔵されます。そして生まれた時点で200万個にまで減り、初潮を迎える頃には30万個にまで減るといわれています。

それから毎月1個の卵子を排卵するために、1000個ほど卵胞が発育しそのうち一つだけが成熟し、卵子が排卵されるのでどんどん年齢と共に減少していくのです。

また卵子の質自体も妊娠には大切であり、年齢に伴い卵子自体の老化が進むと卵子そのものの質が落ちるという事実もあります。一般的に卵子が急激に老化し始めるのは、35歳以降からだと言われています。

卵子が老化すると、受精しにくくなったり、受精をしても着床までに至らない場合があるのです。他にも高齢の場合、生理の周期が長くなったり、中には生理が来ていても実際には排卵が行われていないなどの不妊原因もあります。

閉経前であれば自然妊娠成功の可能性は0とは言い切れませんが、これから妊娠活動を始めるのであれば一つのボーダーラインとして35歳を目安に考えて頂ければと思います。

不妊治療の限界年齢は?

不妊治療は早ければ早いほど効果が出やすいと言われています。

一昔前は28歳頃が妊娠適齢期と言われてましたが、メディアなどでは色んな著名人が高齢出産を成功させているのを取り上げられたりしており、年齢は関係ないという印象を受けてしまいます。ですが高齢出産は母子共にリスクが高くなるということには変わりありません。

一般的に不妊症とは、避妊をしない自然な夫婦生活で2年以上経過しても妊娠しない状態だと定義されます。結婚したカップルの1組の割合は不妊症に悩んでいるといわれています。

不妊治療を始める際の計画において、医師は卵子と精子の質を重視します。そこで目安となるのが患者さんの年齢です。患者さんの年齢次第で、治療のペースや計画に違いが出てくるということです。

不妊治療の第一段階である様々な検査を一通り済ませるのに約2~3か月かかります。その後の治療は検査結果次第でタイミング法、人工授精、体外受精、顕微授精と内容がステップアップします。

しかし高齢の方や自然妊娠が難しい方、卵子や精子に問題がある場合は、体外受精や顕微授精から開始する場合もあります。

不妊と一言に言っても原因は男女半々にあると言われ、検査をしても原因不明の不妊とされるケースも多く、解消に時間と経済的負担、精神的負担が大きくのしかかります。

厚生労働省では不妊治療の助成金を2016年度より従来の39歳から引き上げ、42歳までとすることを正式に決定しました。この案は受給者の増加、年齢と共に低下する妊娠率や治療の効果の低下や43歳以上の妊娠の流産率が50%を超えていることなど、医学的な有効性と安全性を理由に判断しています。

あくまでもこれは助成金の年齢制限のみの話であり、不妊治療に制限がかかっているわけではありませんので目安として考えて下さい。不妊治療において閉経していない限り年齢の限界は設定はありませんが、高齢出産のリスク、母子の体力的な負担や経済面の負担を考えて、夫婦で計画に話し合って下さい。

健康な男女が排卵日にした場合の(年齢別)妊娠率は? 

1か月で妊娠する確率は、健康な25歳~30代前半男女がきちんと排卵日にタイミングを取ったとしても約20~25%とされています。受精自体は80%成功すると言われていますが着床まで成功し妊娠が確定される確率となるとこんなにも下がってしまいます。

生理周期も安定している健康な状態での確率と考えるとこれは思ったより低い数字なのではないでしょうか。また排卵日での妊娠確率は年齢に伴いどんどん低下します。35歳では確率は18%、 40歳では確率は5%、45歳では確率は1%とも言われています。

一般的に子どもを希望している夫婦が避妊しない場合、結婚1年以内で85%、結婚2年以内で95%の夫婦が妊娠したというデータもあります。妊娠するためには様々な条件が揃って初めて成立するものであり、一概には年齢とタイミングのみで判断は出来ません。

妊娠のチャンスは1年に12回しかありません。健康な状態でも年齢と共に妊娠するまでの期間が長くなると考えれば焦りもあると思います。

また基礎体温を測り最低体温日を排卵日と特定するのが一般的でしたが、超音波検査で卵胞を確認すると必ずしも一致しないのです。最低体温日の排卵は10%未満で、基礎体温上昇期の1~3日間に約75%が排卵するというデータがあります。

個人で基礎体温を測るだけでは確実な特定は難しいため、産婦人科で超音波検査を受けてタイミングを取ることも妊娠への近道といえます。

不妊治療妊活ガイド
不妊の原因 不妊の原因
高齢不妊、二人目不妊、子宮筋腫など不妊の症状や原因、 病気についての説明をまとめています。
不妊妊活の辛さ 不妊・妊活の辛さ
不妊治療や妊活で多くの人が体験する辛い経験などをまとめています。
不妊治療と費用 不妊治療と費用
不妊治療の流れやかかる費用、国からの助成金につい てまとめています。
不妊治療について 不妊治療について
不妊症の様々な症状や不妊治療の年齢的リミット、具体的な不妊治療方法などをまとめています。
妊娠するには 妊娠するには
鍼灸やお灸など、不妊改善・妊娠に効果的と言われているものについてまとめています。
妊活におすすめのサプリ 妊活におすすめのサプリ
今注目のウムリンや不妊治療・妊活の王道、葉酸や亜鉛など妊活サプリメントについてまとめています。
妊活におすすめの食材 妊活におすすめの食材
不妊治療や妊活に良いとされている成分を豊富に含んでいる食材をまとめています。

Copyright© 2018 不妊治療と妊活ガイド All Rights Reserved.