不妊治療と妊活ガイド

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2016-10-30

「不妊治療と注射」

不妊治療での注射とは?

不妊治療で注射が選択されるのは、主に女性の排卵を起こりやすくしたい時です。

不妊の原因は様々ですから、不妊で治療を開始する全てのカップルに適応されるわけではありません。

通常の排卵では1回につき1つの卵子が排出されます。なんらかの事情によりこの卵子が生成されなかったり、排卵の周期が不定期であったりすると、それだけ受精の確率が下がります。

そのために排卵誘発剤が投与されるのですが、その方法には2つあります。まずは経口投与、つまり飲み薬を用いる方法です。

脳下垂体に働きかけ排卵の指令を出させます。飲み薬は体への負担も少ないのですが効き目が遅いので、もしこの方法でしばらく様子を見ても効果が現れなければ注射で卵巣に直接働きかける方法に移行します。

不妊治療で使われる注射はHCG注射です。HCGとはヒト絨毛性ゴナドトロピンのことで、一般に妊娠とともに脳から分泌されるホルモンです。HCG注射は排卵を誘発するとともに、妊娠を維持するのに欠かせない黄体ホルモンの不足を補う役目もあります。

せっかく受精した卵子ですので、万全の環境を整えてその成長をサポートする、不妊治療で注射が選択されるにはそういった理由があります。

どうして注射が必要?

妊娠には卵子と精子が必要です。この2つがきちんと生成されていることがわかれば、排卵を誘発する薬剤を使う必要はありません。

不妊治療はまず問診をします。女性の月経が周期的にあり男性の勃起能力にも問題が無いようなら、医師の指導のもと妊娠のメカニズムを理解してタイミング療法を試します。

タイミング療法は費用もかからず体への負担もありません。また、最近ではホルモン検査と超音波検査によって排卵を時間単位で予測することができるようになってきました。

しかし、不妊治療に訪れるカップルの中には基礎体温を測って数年間独自にタイミング法を試してきたカップルもいます。また、女性の年齢が36歳を超えているカップルもあります。

こういった場合には少しでも受精の確率を上げるために、タイミング療法に排卵誘発剤の飲み薬を取り入れる場合もあります。

5、6回飲み薬のタイミング法を試して効果が出ない場合は、卵巣にダイレクトに作用する注射が必要になってきます。

この注射の利点は、質のいい卵子を大量に排出できるようになることです。また、排卵のタイミングを正確に把握できますので、より妊娠の確率の高いタイミングで性交することが可能になります。

注射をする人の割合

女性の晩婚化が進み、それと共に妊娠、出産年齢も上がってきました。妊娠しやすい年齢をのがす女性が増え、不妊治療に訪れるカップルも増加する一方です。

薬剤を一切使わずに、また経口で排卵誘発剤を摂取してのタイミング法による妊娠を期待できるのは、治療を開始して半年くらいです。不妊治療に訪れたカップルのうち、この方法で成功するのは全体の約2割くらいだと言われています。

残りの8割のカップルはなんらかの形で次の治療ステップへと進むことになります。

まず検討されるのは、器具を使って精子を子宮の奥へ送り届ける人工授精です。女性が36歳を過ぎる頃から、卵子の質が下がってきます。つまり、人工授精を試みても受精卵が子宮内膜に着床して成長を続けることが難しくなってくるのです。

その場合体外受精(顕微受精)を選択します。この時、より質の高い卵子を大量に作るため、HCG注射が併用されるわけです。これは効果も高く自然妊娠が難しいカップルにとっては避けては通れない治療法ですが、筋肉に注射をしますのでとても痛く、排卵誘発のために数日間は毎日通院して注射しなければなりません。

心身ともに負担が重い治療法ですから、男性が上手にフォローしてあげることも、不妊治療を成功させる大きなポイントでもあります。

男性も注射するの?

外因性内分泌かく乱物質、いわゆる環境ホルモンと精子の減少傾向の関係性が取り上げられたのは記憶に新しいと思います。

そういった化学物質だけが男性不妊の原因であるとは断言できませんが、少なからず影響はあると思われます。

不妊に悩むカップルのうち、2、3割が男性に原因がある男性不妊です。

不妊治療において男性不妊の検査は採血、尿検査、精液検査など数種類が行われます。その結果多くは原因不明ですが、勃起障害、射精障害、ホルモン分泌異常などが判明する場合があります。

原因に合わせて治療法が決まります。生活習慣に関する基礎的な指導のほか、近年増えているED(勃起不全)には勃起機能の障害となるPDE5という酵素を抑える薬を服用したり、射精障害には人工授精を行ったりします。

中でもホルモン分泌が低下している場合には、女性不妊の治療に使われるのと同じHCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)注射が有効です。

男性の不妊治療で使われるHCGは、男性性腺機能を高め精子の形成を促します。また、男性ホルモンテストステロンの分泌を促進し性欲を高める効果もあります。

男性の不妊治療においても、ホルモンを補う注射の有効性が徐々に認められてきました。

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