不妊治療と妊活ガイド

不妊治療と妊活ガイド
2016-08-22

「プレマリン不妊治療」

プレマリンとは?

プレマリンは不妊治療に使われるホルモンです。ヒトの体内では100種類以上のホルモンが存在しています。体のあちこちで作られたホルモンはそれぞれ目的とする細胞に働きかけいろいろな機能を調整しています。ホルモンバランスが取れていると健康を維持できます。

妊娠は卵子と精子が受精し、子宮内の子宮内膜に着床して成立します。しかしなんらかの原因で排卵が正常に起こらないことがあります。ここでプレマリン不妊治療が選択されます。

卵巣では一月に一度性腺刺激ホルモンの働きでたくさんの卵胞が製造されます。それぞれが少しずつ成長し一番大きくなったものが排卵の指令を待ちます。

この指令を出す引き金になるのが卵巣で分泌されるエストロゲンというホルモンです。エストロゲンの分泌を受けて卵巣から黄体ホルモンが分泌されて排卵がおきる仕組みになっています。

プレマリンは排卵を正常に起こさせるエストロゲンという卵胞ホルモンを主成分とし、不足している分を補う不妊治療に使われます。

また、子宮内膜が十分に厚くならないと受精卵が着床できないことがあります。プレマリン不妊治療はプレマリンが子宮内膜を厚くし妊娠しやすくするという特性も同時に利用しています。

プレマリンの副作用

プレマリン不妊治療などホルモン製剤を使う不妊治療は、治療で期待する作用以外にも様々な副作用を伴う場合があります。

プレマリンは卵胞ホルモンですので、女性ホルモンが起こしうる乳房の張り、腹痛、吐き気、機能性不正出血などの症状を誘発します。不妊治療中は不安からストレスを感じるとこれらの副作用が強く出ることもありますが、いずれも服用を始めてから数ヶ月で体が慣れて治まっていきますので心配はありません。

医師の処方通りに服用することが大切です。プレマリンの主成分であるエストロゲンは、出産など女性特有の出血を止める役割も果たしています。血を固まりやすくするのです。不妊治療において、この作用は必要ではないのですがプレマリンはホルモン剤なので必要な作用だけを働かせるということはできません。

血液凝固作用は時に子宮内膜の血行を悪くし、子宮内膜が一部はがれて不正出血を起こします。プレマリン不妊治療ではよく見られる現象です。

ただ、プレマリンの他にも血流を遅くする薬を併用したりすると血栓症や乳ガンを発症するとリスクが高くなります。

他にも心筋梗塞や脳梗塞などの既往歴や喫煙習慣のある人は慎重に使用を検討しなければなりません。

プレマリン服用割合は?

女性に原因がある不妊治療では、検査によってなにが原因となっているのか調べることから始まります。

原因によって不妊治療の方針が決まります。大きく分けて4つあります。

一つ目は、子宮以外の場所で子宮内膜が成長する子宮内膜症が妊娠に都合の悪い場所で発症している場合です。

二つ目は子宮自体に問題がある場合で、子宮筋腫などがあげられます。

三つ目は受精の場となる卵管に異常がある場合で、卵管が詰まっていたり、癒着して細くなっていると受精卵が子宮にうまく移動できなくなり着床できません。

そして四つ目が排卵障害です。卵巣そのものの働きがうまくいっておらず、正常に排卵していないのです。毎月脳からの指令で卵巣で卵胞が育ち、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの働きで排卵が起こります。

この部分に異常があって不妊の原因となっているのは全体の約2割程度です。プレマリン不妊治療はこの場合に選択されます。主に卵胞ホルモンが不足している時にはプレマリンを投与することで排卵を正常化することができます。プレマリン自体が卵胞ホルモンを主成分としているからです。プレマリン不妊治療が全ての不妊で悩む女性に適応されるわけではないのはこういった事情からです。

プレマリンの服用期間は?

ホルモン製剤は体の働きを直接コントロールする薬ですから、不妊治療でプレマリンを使われる場合は、医師の処方通りに服用することが極めて重要です。

また、長期にわたって服用すると血栓症など命に関わる病気を発症するリスクがグッと高くなるので、基本的に短期間の処方がされます。

じんましんや発疹などの副作用が現れた場合もただちに受診しなければいけません。プレマリン不妊治療はエストロゲン製剤のプレマリンとプロゲステロン製剤のヒスロン、プロベラを併用して本来の排卵周期に似た状態を整える方法をとることがほとんどです。

一般的に月経初日からプレマリンの量を次第に増やしていき、子宮内膜が一定の厚みになればヒスロンを併用します。その後二週間併用を続け中止すると3日後に月経を迎える、というリズムを整えます。

これによって排卵障害が不妊の原因となっている人の卵巣が正常に機能し、自然に排卵が行われるようにするのがプレマリン不妊治療です。

不妊治療が長引く場合には重篤な副作用のリスクを少しでも低くするために貼り薬のエストロゲンを処方する場合もあります。貼り薬では薬剤が肝臓を通過しないので、プレマリンなどの飲み薬に見られる副作用を回避することができます。

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