不妊治療と妊活ガイド

不妊治療と妊活ガイド
2016-08-22

「aidと不妊について」

aidって何?

aidとは非配偶者間人工授精のことです。主に不妊の原因として男性が無精子症を患う場合に選択される方法のことです。

夫以外の男性(ドナー)の精子を使って妻の卵子と人工授精させます。

この方法は単なる不妊治療とは違い、他人の精子を使うので精神面での入念なカウンセリングを行うことが重要視されています。

aidによって授かった子どもは法的には夫婦の子どもなのですが遺伝子上は違うということがわかっているわけです。

このことが将来的に夫婦間、親子間でなんらかの精神的な隔たりを生む可能性も無いとは言えません。もっとも重要視されるべきは子どもの幸せですから、そういった心構えをしっかりと専門家を交えて夫婦で話し合って治療に臨まなければなりません。

近年では年間150人近くの子どもがaidによってこの世に生を受けています。

現場ではドナーは匿名になっています。aidのことを子どもには知らせない選択をする夫婦が大半です。

子どもの遺伝子上の父親を知る権利など、倫理上の課題はまたまだ解決されていません。中途半端な決意では踏み切ることができない治療法でもあります。

実際、心理療法士による生殖心理カウンセリングという専門分野も設けられています。

aid適応条件はあるの?

aidには厳格な適応条件があります。まず、不妊の原因が男性の無精子症であること。無精子症である男性が自分自身の遺伝子を持つことはできません。

養子を迎えるという選択肢以外で不妊に悩む夫婦が子どもを熱望する場合には唯一の方法と言ってもいいでしょう。

次に男性の精巣から直接精子を取り出す方法を試みたが精子を得られなかった場合。最後に、ごく微量の精子は存在するが受精するほどの運動量が無いため幾度か顕微受精を試みたが成果を得なかった場合です。

さらに、夫婦は法的に婚姻しており出産育児を健全に行える資質を持っていることが条件です。また、子どもに告知をするかどうかについてしっかりと話し合いがされていることも重要な条件です。

もちろんaid以外の選択肢についても十分検討されなければなりません。精子を提供するドナーにも厳しい条件があります。

感染症にかかっていないこと、血液検査、精子の検査を実施し異常がないこと、遺伝性の病気を持っていないことを確かめ、提供者同意書に署名拇印を押します。

精子提供者の個人情報は夫婦には提供されませんが通常医師が厳重に保管することになっています。また、aidを実施する医療機関は日本産科婦人科学会に登録が義務付けられています。

初診からの流れと必要な手続きは?

男性が原因の不妊の治療の一環としてaidを実施しているのは産科婦人科学会に登録がされた限られた医療機関だけです。どの医療機関にするか決めたら夫婦で初診を受けます。

まずはaidの基本的な説明と治療の流れや検査についての説明を受けます。この時に他の不妊治療を行なってる医療機関で作成してもらった無精子症の診断書、夫婦の戸籍謄本、同意書、身分証明書などが必要になりますので、あらかじめ用意しておきます。

その後血液検査をします。これは、ドナーとなる精子提供者の血液型と夫の血液型を合わせるためです。

これにより将来子どもが出自に対して抱き得る疑念を防ぐことができるからです。その日は一旦帰宅します。日を改めて再診の時には臨床心理士のカウンセリングを受けます。

カウンセリングを受けながら夫婦での話し合いをさらに深めていくことがaidを受けるにあたって最重要なポイントといえます。

数回のカウンセリングの後、必要書類を提供してaidを開始します。これらのaid実施医療機関での診察と並行して、かかりつけの産婦人科も受診を重ねます。

2つの医療機関が紹介状でやり取りをして、人工授精のベストなタイミングを計ることになります。

どんな検査をするの?

aid(非配偶者間人工授精)に訪れる夫婦は不妊の原因を探る検査や一通りの考えうる治療法はあらかじめ試していることがほとんどです。

また、かかりつけの産婦人科の紹介状を持って受診しますので、実際にaidを実施する医療機関での検査は限られています。

男性は血液型を確認するための血液検査、女性は感染症を確認するための血液検査と卵管造影検査です。

卵管造影検査は月経が終わった後の数日の間に行うので、aidの医療機関でなくても不妊外来で通う病院でも可能です。

子宮の中に造影剤を入れて卵管の状態をX線で検査します。人工授精をした場合に正常に受精が行われるかのチェックをするのです。

aidを実施するにあたっては夫婦の検査よりもむしろ精子提供者の検査の方がたくさんあります。心身ともに健康な医学部生であることが条件です。

受ける検査は、B型肝炎、C型肝炎、HIV検査、梅毒、クラミジアなどの性病検査、成人T細胞白血病、ヒトリンパ球向性ウイルス1型、がん遺伝子などです。aidを受ける夫婦には、これらの病気に関する検査の結果と血液型だけが知らされます。

身長や体重などは知らされませんし、もちろん本人を特定できるような情報は伝えられません。

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