不妊治療と妊活ガイド

不妊治療と妊活ガイド
2016-08-29

「男性の加齢が不妊や流産に与える影響」

精子は老化する?原因は?

多くの男性は余り精子の老化などとてうことは考えていないでしょう。ところが、精子も老化することが最新研究で分かってきました。

確かに精子は、精巣で毎日、新しいものが作られています。ところが、残念なことに「新しい精子」も、身体の老化と無縁ではなさそうなのです。一般的には、精子の能力は、加齢と共にゆっくりと衰えるのですが、男性不妊治療専門医の研究によると、一部の男性は、35歳位から精子の力が落ちてしまう男性がいて、こういう男性は、いくら不妊の治療をしても結果が出ないというデーターが報告されています。

一般的には、精子ができないという「無精子症」や、元気な精子が少ない「乏精子症」などというのが男性の不妊原因として知られています。

しかし、文献研究によりますと、加齢は精子を育てるホルモンや細胞の力を弱め、結果、精子の数も減らすということが言われています。結果、DNA損傷精子を増やすというのです。

そして、染色体異常による初期流産が増え、子どもの染色体異常も、一部の疾患でみられるという報告も入っています。年齢が上がるにつれ、つまり高齢になるに従って精液の量、精液の濃度、精子の運動率が悪くなるという報告があります。

加齢は、酸化ストレスという障害を持っている精子が出てきて、このことによってDNAが傷つけられ、正常な精子ではなくなっているのです。つまり、高齢と老化精子のDNAの損傷は、密接な関係を持っていて、結果、妊娠できる可能性が下がってしまいます。

研究によると、父親の年齢が高齢なほど、統合失調症や自閉症の子どもが増えるというデータもあり、40歳以上の父親から生まれてきた子どもには、小児がんや1型糖尿病などのリスクの傾向があることも分かってきました。

すなわち、精子の老化は、ハイリスクを抱えいるといって過言ではないでしょう。

不妊治療の成功率は下がる?

一般的に健康な男女が結婚して2年以上子宝に恵まれない場合、不妊症が考えられます。精子が老化するといっても、緩やかなカーブを描いて老化しますから、人それぞれ状況は異なります。

ただ、晩婚だけれど、子供が欲しい。けれど、二年経って普通の性生活を送っても、子供が授からない場合は、何らかの問題があると想定されます。夫と妻どちらに原因があるのか分かりませんから、二人で一度検査をしてみることをお勧めします。

医師は、最適の治療を捜しアドバイスをしてくれることでしょう。男性側の不妊症の場合は、研究も進んでいますものの、原因のほとんどが未だ不明だといわれています。精子の老化という問題も孕んでいますし、効果的な治療法も見つけられたとはいえない段階です。例えば「精索静脈瘤」の可能性もあります。

これだと、「低位結紮手術」を施せば、自然妊娠が可能になるほど回復するケースもあります。しかし、高齢で老化による精子不妊治療に関しては、酸化ストレスという障害を持っている精子が出てきて、DNAが傷つけられ正常な精子ではなくなってしまっているのです。

医師は、バーコール法などによって、死んだ精子、異物などを振り分け、底に沈んだ成熟し一番重い精子を人工授精(AIH)に適した精子を選別し、人工授精に臨むでしょう。

それで難しければ、体外受精に進むでしょう。これでも難しければ、顕微授精に進みます。これは、卵子と精子を体の外に取り出して、元気な精子から1個を吸引し、卵子の細胞質内に注入して受精させ、発育させ受精卵を子宮に戻す最新式技術です。

しかし、そのDNAが損傷しているリスクは、この時点で分からないでしょう。つまり、結果は、やってみなければ分からないのです。

体外受精や顕微授精は、動きが思わしくない精子から、元気のいい精子を選別して体外で受精させるものですし、顕微授精にいたっては、いいコンディションで胚を育てるという最新不妊治療技術です。しかしここでの条件は、元気のいい精子を選別し、妊娠を確実なものにする不妊の治療です。

高齢の老化した精子は、そのDNAが損傷しているケースがあるため、どこまで健康な精子を選べるかということがテーマとなってくることでしょう。そういう意味で不妊治療の成功率は、普通のケースに比べると、ハードルは高くなるでしょう。

治療方法や対策は?

男性側の不妊症の場合は、研究も進んできましたものの、原因のほとんどが未だ不明だといわれています。

精子の老化という問題については、最近になりその実態が研究されてきた分野です。治療法と言っても、その実態は不明の領域です。従来の不妊治療では、カバーしきれない問題点も含んでいます。

精子の老化という現象は自然の摂理であり、時間と共に受胎条件から遠ざかることは、誰にも解決し得ないことでしょう。それは、病気ではないのですし、老化現象自体、医学的にも解明されきっている現象でもありません。

ここで、自然妊娠が難しい場合は、人工授精、それでも難しければ、体外受精、そして最終的なケースでは、顕微授精まで進むかもしれません。ただ、その原因が不明というケースも高齢の老化した精子の場合有りうる事です。

一件、動きも良く正常に見える精子も、高齢によって、そのDNAが傷ついている場合もあり、小児がんや1型糖尿病などのリスクもあると言われています。40歳以上の父親から生まれてきた子どもには、これらの病気のリスクもありますから、安閑とはしていられません。

現在の不妊治療では、なかなか先に進めていないのが現実のなか、どんな対策があるでしょう。最近は晩婚化の傾向にあり、30歳過ぎて結婚するケースが多いた状況ですが、こうしたリスクを避けるためにも、精子も老化するということ、精子が老化するとDNAが傷つき、結果、難病として生まれてくるリスクが高いということ。

生まれた子供は、そのリスクを一生引き受けなければならないことを考えておきたいものです。現在における当面の対策は、子宝を望むならば、人生設計を考え、高齢の結婚は避けて早めの結婚を考えることが賢明という結論になるでしょうか。

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