不妊治療と妊活ガイド

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2016-12-27

「子宮筋腫と不妊の関係」

子宮筋腫とは?

女性特有の病気の中に、筋肉で出来ている子宮に良性の腫瘍が発生する子宮筋腫というものがあります。

これは、女性なら誰でも発生する可能性のある病気で珍しいものではありません。女性としての成熟期にあたる40代位の年代に多いと言われてきましたが、食生活の変化や発育の進んだ現代では若い世代にも見られる事が多くなりました。

子宮筋腫は筋肉の中に出来るタイプ、子宮の外側に出来るタイプ、そして子宮の内側に出来るタイプに分けられます。出来る場所によって、症状の現れ方には差が見られ、かなり大きくなるまで全く自覚症状がない場合もあります。

放置していても命を脅かす事はなく、また筋腫が癌化するという事もありません。

ただし、放置し続けたり発生した場所によっては月経の量が増えたり月経痛が酷くなるケースが見られます。

そのほか不正出血や腰痛、貧血、めまいといった症状が現れる事もあり日常生活に支障をきたす事さえあるのです。このように筋腫が大きくなってしまったり、激しい出血や痛みを伴う場合には薬を用いたり、摘出手術を行う事になります。

珍しい病ではなく、命にも関わらないとは言え、子宮という場所だけに不妊に悩む女性やこれから妊娠を考えている女性にとっては軽視出来ない病気と言えます。

不妊に悩む女性は、子宮筋腫の有無について調べて貰うのも不妊対策として有効でしょう。

子宮筋腫で不妊になるの?

子宮筋腫は、数ある不妊原因の中の一つとなり得る病気です。

筋腫が出来る場所によって呼び名が異なっており、特に筋肉の中に出来る筋層内筋腫や子宮の内側に出来る粘膜下筋腫は、着床障害を引き起こす可能性が高くなってしまいます。

着床障害とは、せっかく卵子と精子が受精をしても子宮に着床しにくくなる事です。それ故に、子宮筋腫によってなかなか妊娠出来ないという問題が起こってしまうのです。

しかし、だからといって必ずしも子宮に筋腫があると誰もが不妊になると言う訳ではありません。

筋腫があっても妊娠する事は可能ですし、何の問題もなく無事に出産をした方も多数いらっしゃいます。小さいものを含めれば子宮筋腫のある女性は多く、妊娠をして初めて自分に筋腫がある事が発覚したというケースも少なくない位なのです。

ですが上記のケースは、悪魔でも筋腫が小さかったり数が少ない場合に限った話しとなります。筋腫が大きくなればなる程、また筋腫の数が多くなる程に不妊なったり流産をする確率が高まってしまいます。

筋腫がどの程度になると、妊娠しにくくなるという正確な数値がある訳ではありませんが、おおよそ5センチ以上になると何らかの影響が出る可能性が高くなると言えるでしょう。

子宮筋腫の治療法

子宮筋腫は大きさや数、発生した場所や自覚症状の有無によってその対処方法は異なります。自覚症状がない場合は、経過観察になるケースも多いのですが、出血による貧血や激しい下腹部の痛み、そして筋腫が不妊の原因となっている場合などには治療を行う事になります。

治療の方法は、薬物治療と外科的処置の2つです。子宮筋腫は、ハッキリとした発生原因は未だに不明ですが、女性ホルモンが筋腫の成長に影響する事は分かっています。

そのため、女性ホルモンの分泌を抑制する薬や、男性ホルモン様作用のある薬を用います。

また漢方が有効なケースもあります。薬物治療では、完璧に筋腫が消失する事はほぼありません。完璧に消失させるというより、筋腫を萎縮させ症状を抑える治療と言った方が正しいでしょう。

外科的処置には、子宮を全摘する方法と筋腫のコブだけを切除する方法があります。前者は、再発の心配がないというメリットがあり、後者は手術後も月経が起こり妊娠も可能というメリットがあります。コブの切除では再発する可能性もありますが、妊娠の可能性が高まると言われ、不妊に悩んでいる場合には非常に効果的な治療方法と言えるのです。

手術にも開腹手術と腹腔鏡下手術の方法がありますが、腹腔鏡下手術は身体への負担が少なく最近人気の手術方法です。

子宮筋腫の年代別割合

子宮筋腫の発生するメカニズムは、現代でも完全には解明されていません。

ただし、性別が女性であっても初潮前の場合は発生しないことが分かっています。そのため初潮開始から閉経前の全て女性に、発生する可能性があります。

とは言っても、子宮筋腫の多発しやすい年代というものがあり、最も発症しやすいのは女性ホルモンの影響を大きく受ける40歳前後と言われてきました。

40代の女性では、3割程度の割合で筋腫が見られるといいます。次いで30代50代では約2割、また近年では20代であっても1割程度に良性の筋腫が見つかると言われています。

20歳から50歳の女性全体としては、4人に1人が筋腫を持っている位、女性にとって身近な病気という事は間違いありません。女性ホルモンが影響する事は分かっていますので、50歳以降の更年期には筋腫が自然と小さくなり症状も軽減していくのが特徴です。

現代では、晩婚化が進み出産も高齢化しており最も子宮筋腫の発生の割合が多い年代である30代から40代になって妊娠を希望する人々が多くなりました。そのため、筋腫が原因で不妊となったり、せっかく不妊治療をしても筋腫が障害となり成功を妨げているケースもあるのです。

そのため、30代40代で子供がなかなか出来ない場合には、子宮に筋腫がある可能性も頭に入れておく必要があります。

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