不妊治療と妊活ガイド

不妊治療と妊活ガイド
2016-08-08

不妊の原因≪高齢と不妊≫

年齢と不妊率の関係は?

妊活や不妊治療をされている方や、これからしようとお考えの方にとって気になることの一つに、年齢と不妊率の関係があると思います。

妊活や不妊治療はいつごろから始めればいいのか。妊活や不妊治療はいつごろまで続ければいいのか。このようなことを決断する際の判断材料の一つになるからです。

年齢と不妊率の関係については、調査する対象によりさまざまなデータがあります。年齢と不妊率の関係として一つの例をあげますと、25〜29才では8.9%ですが、30〜34才では14.6%となり15%近くに増え、35〜39才では21.9%と20%を超えます。さらに40〜44才では28.9%と約3割に迫ろうかという結果が報告されています。

年齢別不妊症頻度の統計を見ても、妊娠しにくい人は25才では3.5%、35才では11%、40才では33%と報告されていて、さきほどとほぼ同じような結果となっています。

年齢別の自然妊娠率を見ても、25才で25〜30%、30才で20〜30%、35才が18%、40才になると5%、45才で1%と報告されています。

これらの統計から言えることは、自然に妊娠する確率が減ってくるのは30才からで、不妊症も同じ30才から増加するということになります。

高齢出産は35才から呼ばれますが、統計上は30才を境に不妊率が下がり始めていることになります。

年齢で不妊率が下がる理由(卵子の老化)は?

年齢が進むにつれて妊娠する確率が下がり、不妊率が上がる理由として広く考えられているのが「卵子の老化」です。

妊活や不妊治療をされている方や、これからしようとお考えの方にとっては、このことも気になることの一つではないでしょうか。

NHK「クローズアップ現代」で放送された「卵子老化の衝撃」や、女性歌手の舌禍騒動などの影響で、卵子は老化するものなのだという認識を持つ人が増えました。

卵子の老化ということが広く知られるようになったことのおかげで妊娠を急ぐ人が増え、それまでよりも早めに不妊治療や妊活を始める人が増えたことを考えると、このことは歓迎すべきことと言えるのかもしれません。

しかし、先ほどの統計からも分かるとおり、卵子の老化はある年齢になるとすぐに起きるというものではありません。私たちの体力や視力などのように、少しずつ老化していくものなのです。

また、その老化のスピードは人それぞれなのです。ですから、35才を過ぎたから、40才を過ぎたからといって、もう私は卵子が老化したので妊娠できないと決めつける必要はないのです。

しかし、不妊率が下がり始めているかもしれない年齢であるということは意識すべきです。妊活や不妊治療を始めた方がいい年齢なのかもしれないという目安と考えておくとよいでしょう。

現在高齢出産が増えていることについて

高齢出産が増えている背景は、女性も教育を受けるようになり、地位が向上したことで、晩婚化が進んだからと言われています。

また、子育てにお金がかかるようになったため、金銭的な余裕ができてから出産をしたいと考える人が増えたことや、有名芸能人が相次いで高齢出産をしていることにより、一種の高齢出産ブームとも言える現象が起きていることも挙げられます。

妊活という言葉もそのころに使われるようになりました。

厚生労働省の調査を見ても高齢出産が増えている傾向が顕著で、昭和50年に第一子を出産した女性の平均年齢は25.7才ですが、平成23年には30.1才となっています。

また、出産総数に対する高齢出産の比率を見ても、平成12年は10%台前半、平成16年は10%台後半、平成20年になると20%台前半にまで増えています。

この10年ということで見ても、35〜39才の高齢出産者数、40〜44才の高齢出産者数、さらに45〜49才の高齢出産者数も、その数はほぼ2倍に増えています。

妊活・不妊治療ということから考えると、不妊治療の公的助成制度というものも高齢出産が増えている理由と言えます。

2004年に始まったこの制度は、不妊治療のうち保険が効かない体外受精の経済的負担を軽減するためというのが当初の目的でした。

高齢出産の現状

妊活・不妊治療をしている人や、これから妊活・不妊治療をしようとしている人にとって気になるのは、これだけ割合が増えている高齢出産の現状はどうなっているのだろうかということもあると思います。

高齢出産が増えている、高齢出産がブームだと言ってもリスクがないわけではありません。

年齢に関係なく妊娠や出産にはリスクはありますが、高齢出産はそのリスクが高まるのだということを、妊活・不妊治療をされている方や、妊活・不妊治療をしようとしている方でご存知ない方は必ず知ってほしいと思います。

まず、各種の統計をご紹介します。年齢別の流産発生率を見ると、25才で10%、30才で10%、35才で25%、40才で40%、45才で50%にもなります。

年齢別のダウン症児発生率は、20才で1/1667、25才で1/1250、30才で1/952、35才で1/385、40才で1/106、45才では1/30という確率にまでなります。

年齢別の染色体異常発生率は、20才で1/526、25才で1/476、30才で1/384、35才で1/192、40才で1/66、45才では1/21という確率なのです。

また、2010年度の調査になりますが、体外受精の年齢別妊娠率(IVF)は、25才までは40%以上あり、32才までは37〜38%あります。

その後、35才以降は少しずつ下がっていき、40才で20%を切ります。43才になると10%台、44才には10%を切ります。そして45才を超えると5%以下にまで下がります。

高齢出産が増えているから、高齢出産がブームだからといって、自分はまだまだ大丈夫なのだと思わない方がいいと思います。このような高齢出産の現状とリスクを把握してくださいね。

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