「不妊の原因になる食べ物は?」
原因
不妊とは、定期的な性生活を送っているにもかかわらず、2年以上妊娠しないことをいいます。日本では、10組の夫婦のうち1組が不妊といわれています。
不妊の原因はあまりはっきりしていない原因不明のものが大半を占めています。このような原因不明の不妊症ですが、女性の体の冷えが関連しているのではないかという意見もあります。
体が冷えると血液のめぐりが悪くなります。血液にはからだのエネルギーのもとになる栄養素や体の調子を整えるホルモンなどが含まれています。これらがうまく体全体に行き渡らなければ体は冷えてしまいます。
特に、子宮や卵巣のある下半身は冷えの影響を受けやすい場所といえ、体が冷えることで血管も収縮しやすくなり、子宮や卵巣が冷えてしまうという問題につながってしまいます。
子宮や卵巣が冷えてしまうと卵管を収縮させることにもなってしまって、生理痛や生理不順、子宮内膜症、子宮筋腫なども起こりやすくなってしまいます。
このような、卵巣機能や黄体機能の低下が起こると、着床もしにくくなってしまいます。ですので、身体を冷やすと妊娠しにくくなる傾向があると考えられています。
したがって、不妊症になりやすい食べ物というと、女性の体を冷やすものといえます。
種類
不妊症には原因不明のものが多いですが、冷えは、女性にとって直接的な不妊の原因になる病気の要因であるといわれています。したがって、体を冷やすものは食べないほうが良いとされています。もちろん冷たいものを食べないということも大事です。
食べ物には体を温めるものと体を冷やすものがありますので、体を温めるものをできるだけ摂りましょう。しかし、真夏に体を温めるものを摂るのはつらいでしょう。真夏には体を冷やすものもある程度必要です。
体を冷やす夏野菜は夏という季節に合っており、旬に応じた食べ物を摂るのは重要なことです。しかし、夏野菜を冬に食べすぎるということは不妊という点では気を付けたほうがいいといえるのではないでしょうか。
とはいえ、体を冷やす野菜など、栄養的には摂らなくてはならないものがあります。
けれども、摂らないほうがいい体を冷やす食べ物もあります。例えば、砂糖を多く使ったお菓子やケーキやチョコレートなどといった加工品類です。
コレステロールも多く、食べ過ぎると肥満の原因になってしまいます。また、フライドポテトなどの油っぽいものやカロリーの高いものを食べすぎると、血管壁にコレステロールなどが蓄積し、血液が悪くなって冷えの原因になってしまうので注意が必要です。
不妊には原因不明のものが多いといわれますが、冷えの原因になるものは摂らないに越したことはないといえます。
対策
日本では、10組の夫婦のうち1組が不妊といわれていますが、不妊の原因があまりはっきりしていない原因不明のものが大半を占めています。このような原因不明の不妊症ですが、食生活からくる体の冷えが関連しているのではないかという意見もあります。
ケーキやお菓子など、砂糖が多く使われている加工品やフライドポテトのように油っぽいものは体を冷やしてしまいますので、このような食べ物を控えて、良質のたんぱく質や炭水化物、野菜や果物などをバランスよく摂ることが大切です。
また、動物性脂肪を多く含んでいるものを摂りすぎると、体内で大量の活性酸素が発生してしまいますのであまりおすすめできません。健康にもいいとも言えません。
また、食習慣とも関連しますが、真夏にいくら暑いからといって冷たいジュースをがぶ飲みしたり、アイスクリームを食べすぎるのも体を冷やしてしまうのであまりおすすめできません。
特に、子宮や卵巣のある下半身は冷えの影響を受けやすい場所といえます。体が冷えることで血管も収縮しやすくなり、子宮や卵巣が冷えてしまうと不妊になりやすくなる傾向があると考えられています。したがって、ケーキなどの糖分が多く含まれている加工食品は控えるようにしましょう。